のちにシリーズ化します。
第一作目。
ノワール・エンタテインメント。

舞台は大阪。
建設コンサルタントの二宮敬之（にのみや・けいすけ）と相棒のイケイケ極道、桑原保彦（くわばら・やすひこ）が産廃事業の利権に群がるハイエナ共と渡り合います。

大阪弁の会話がとにかく絶妙で、ユーモアに溢れてます。
利権がらみなので、人間関係が複雑に絡み合いますが、会話のテンポの抜群さと、主人公ふたりのキャラが立ちに立ちまくっているので、ぐいぐい引っ張られてあっという間に読了です！

相棒ものですが、別にこのふたりは仲良しでくっついているワケではありません。

ふたりは仕事上の関係です。

大手ゼネコンの工事現場には、ヤクザの強請りたかりが付き物らしく、その対策として、ヤクザ払いのヤクザが必要になります。
これを業界用語で”サバキ”と言うんだそう。

ゼネコンが直接そんなダーティーな対策に手を染めるワケにはいかないので、地元下請け業者と、対ヤクザ用のヤクザを仲立ちするのが、二宮所長の主な生業のひとつです。

そして桑原さんは、二宮さんから組に依頼された”サバキ”の担当者というワケです。
ふたりは今後ずっと”サバキ”というお仕事を通してのお付き合いとなるんですね～。

この”サバキ”というシステムもなかなか面白いので、ぜひ読んでみて下さい（^^）

そういう利害のみで成り立っている関係ですが、
そのくせ会話のテンポは掛け合い漫才か夫婦漫才。お前ら実は相性良いんだろっ！みたいなふたりです。
Ｂ型コンビ。
「お前がわしと同じなわけない！」みたいな文句を、二宮くんの血液型を知ったときにわめいていた桑原さんが何かカワイイ。

桑原さん最高！！！

・・・ということで、今回の萌え男子、もとい萌え漢は、桑原保彦さんです！
次回は桑原さんについて♪

ちなみにタイトルの『疫病神』は、
二宮くんにとっての桑原さん、桑原さんにとっての二宮くん。
お互いがお互いを「こいつは疫病神や！」と思いながらつるんでます（笑）

萌えなしでも十二分に面白い、一級エンターテインメント小説です！

なぜか番長ですヨ・・・っ！
全編ほとんど番長。美味しかったです。

荒削りで、古臭いタイプの絵が、いい味です。
エロもこってり漢前にエロ。

表紙は眼鏡優等生攻×番長受。うひひ。

しかし一番のＨｉｔは、意外にも兄弟もの。もう病気だな。
・・・あぁ～、今更ですが、そういうの嫌いな方はごめんなさい。
こっから回れ右して下さい・・・。そういう話題です。↓


こちらはマジで兄弟のようです。
背徳感と暗い情念を感じてイイです。
１冊まるまるこのお話で読みたい。そんなどストライクな掘り出し物でしタ。

あと番長ものでは、表紙のふたりの話と、あやしいヤサぐれたおじさん（３０代くらいですが）と傷ついた野良犬みたいな番長くんの話が良かったです。

番長だけあってリアリティない設定とか、そんなケツの穴のちいせぇこと言ってねぇで、テンションで読みきれ！
そんな１冊。

そのままズバリという感じで。
巨漢の受がアンアン言わされている１冊。
やっぱり丸目の犬顔受、細身攻。
攻のご子息もやっぱり標準サイズで和みっ。（でもテクはあるんですっと擁護してみる）

美術品泥棒×警備員

テーマにシリアスなものを含みながらも、全体的にはライト。あんまり深みには嵌まっていかない感じ。
ノンケ受が寛容に受けて下さるからよけいに。漢前ですが。

ただせっかくシリアス要素もあるので、ちょっと読後物足りない感じになります。
疲れた時に、なぁ～んにも考えず豊満なおっぱい（筋肉製）に顔をうずめたい夜などにおススメ。
エロは美味しそうで満足です。

１冊まるまる表題作品という安心感。

題名どおりほんわかカワイイ感じです。
大学生のふたり。
受のむちむちマッチョっぷりがほんに美味しそう。
８割は1冊このＣＰ。

短髪漢だけど丸目のわんこ顔。まぁそれはそれで美味しい。
攻のご子息が標準サイズなのが、なんだか笑顔に。めずらしいよね。
そんなリアル感が良かったです。

ラブラブですが、ちょっと昔の同級生（ワケあり）とか出てきて小さな山あり谷あり。
全体的にはライトです。

ちょっとネタバレ反転↓
ってか、陽介くん（受）、ノンケのくせして・・・ってソレってノンケってゆぅかなあっ！若気の至り？!!的な突っ込みどころはアリ。
でも性少年ってイイよねっ。そんな締め。

一編だけマッチョじゃない受あります。

これも親父受。
血縁ものでもこっちはちょいシリアス。
もっとどシリアスでも良かったくらいなんだゼ。

●大学教授×生徒

短髪マッチョ受。
単位貰う為に～っていうお約束ネタですが、教授が結構好み。


あとはシリアス三角形ものとかもありましたが、
概ね明るくＨしてます。あっけらかんと読める1冊。
内容はあんまり無いので、軽く短髪マッチョを堪能したいときにおススメ。